【肥後拵つき】長さ2尺4寸4分、来派の名工・来国光の作位を示した江戸期の本歌・肥後拵入りの傑作刀「無銘（伝・来国光）」

商品説明下部にも写真がございます

大磨り上げで74.2cm(2尺4寸4分)も残る来派の古名刀

反り深く、優美な京反り残る鎌倉末期の太刀姿

地沸・地景の入る地鉄に上品な直の匂口を焼いた上品な地刃

肥後時代金具をふんだんに使用した江戸期の本歌・肥後拵え入り

本場熊本登録、藩侯若しくは上級家老の差料か

肥後拵入り・来派名工による山城伝の傑作古名刀

刀：「無銘（伝・来国光）」

※刀剣類は、法律に基づき都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要です※


【寸法】
登録証種別：刀
登録証銘文:「無銘」
登録証長さ:74.2cm
登録証反り:2.0cm
元幅:2.85cm
先幅:2.2cm
元重:0.6cm
先重:0.4cm
重量： 白鞘の鞘から抜いた状態で約850g

【刀身】
本造り、庵棟、身幅元先の幅やや開き、反り深く、鋒猪首風となる
鍛え、小板目積み、僅かに流れ肌・小杢目を交え、地沸付き、地景入り、沸映り立つ
刃紋、直に湾れ、小互の目交じり、足よく入り、小沸つき、匂口明るく冴える
帽子、直に入り、先尖りごころとなって返る
中茎、大磨り上げ、先切
彫物、表裏に棒樋
ハバキ、銀一重

【説明】
大磨り上げながら長さ2尺4寸4分も残る、来派の名工・来国光の作位を示した江戸期の本歌肥後拵入りの刀になります。
来国光は来国俊の子と伝えられている、鎌倉末期から南北朝にかけての来派の名工で数多くの刀剣が文化財に指定されている山城伝を代表する刀工の一人です。
作風は来派の特徴を顕著に示した精良な地鉄と優美な刀姿に地沸よく付き、上品な直刃に小互の目が交るほか、南北朝時代に入ると切先の伸びた華やかな刃紋を焼くとされています。
本作は前述の来派の地刃の特徴に、元先の幅開き鋒が猪首風となっている事から来国光の鎌倉末期時代の若打ちと看取でき、磨り上げで2尺4寸4分も残っている事から
元の長さは恐らく2尺7-8寸近くの腰反り風の太刀だったと推定する事ができます。
反りは約2cmもあり、長さや反りがこれほどもあり、山城伝・来派の特徴を具備している事からも鎌倉から南北朝にかけての山城伝の名工の作である事は恐らく外せないと思われます。
注目すべきは付属する本歌の肥後拵で、縁は真鍮波濤図、鍔は神吉と思われる肥後鍔、目貫は恐らく金製（柄巻きの上からの為材質は正確には不明）、変わり塗鞘に革巻き柄といった
肥後拵の掟を守った江戸期の贅を尽くした拵となっており、余程の上級武士や藩侯が国元にて使用したものと思われるほどの見事さと状態となっております。
登録証も本場・熊本登録であり、旧幕期には細川家に連なる家老や藩侯が帯びていたと考えるのも一興でしょう。拵だけでも特別保存刀装に指定される資格を具備しております。
コレクターの方の代替わりによって約半世紀ぶりに世間に出る事になった完全生ぶ出し、未鑑定の刀ですが刃切はもちろんございません。
ぜひとも刀身を研磨の上で拵共々高位の鑑定書の取得に挑戦されてみてはいかがでしょうか。
2尺4寸を越えた長さの山城伝の古名刀、そして掟を忠実に守った本歌・肥後拵が具備した刀などそう簡単に出回る事はございません。この機会に是非ともお求めください。


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